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SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」の概要とターゲットを解説

2024-06-17

SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」の概要とターゲットを解説

2024-06-17

山や森林などの豊かな自然は、飲み水や食料などの恵みをもたらし、私たちの暮らしを支えています。
しかし、私たち人間の暮らしが豊かになるにつれて、生物多様性を守る自然が破壊され、多くの生物が絶滅しつつあります。
この記事では、SDGs目標15の概要、ターゲット、陸の自然と共存するために私たちができることを解説します。
 
 

SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」とは

SDGsゴール15「陸の豊かも守ろう」は、陸上の自然環境に関するさまざまな問題を背景に掲げられた目標です。
例えば、地球の陸地面積の30%以上を占める森林は、毎年520万ヘクタール以上(東京ドームおよそ110万個分)減少しているといわれています。
森林が減少しているのは、森の生態系を無視した無計画な森林の伐採、人口増加による住宅地の開拓などが原因です。
これからも豊かな自然と暮らしていくためには、森を保全・再生していく行動が必要不可欠です。
 
また地球上に住む野生動物の消失数は年間4万種といわれており、1975年観測当時の年間絶滅数の1,000種から絶滅スピードは40倍にも加速しています。
陸生に生息する動物、植物、昆虫の80%以上が森林を住処にしているため、森林伐採によって住処が失っていることが理由のひとつです。
 
このような森林破壊や生物多様性に関する問題を解決するための目標として、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」が掲げられました。
 
 

SDGs目標15のターゲット

SDGs15「海の豊かさを守ろう」では、9つの詳細な目標(1〜9)と、a〜cの具体的な3つの対策(a〜c)が掲げられています。
目標15の具体的なターゲットは、以下の12項目です。
 

15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
15.3 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。
15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
15.5 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。
15.6 国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。
15.7 保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。
15.8 2020年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。
15.9 2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。
15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。
15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。
15.c 持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。

 
 

ゴール15の目標達成に向けて私たちにできること

SDGs15を達成するためには、個人レベルでも意識を高め、正しい行動をとることが重要です。
目標達成のために私たちができることを2つ紹介します。
 

FSC認証マークのある製品を購入する

FSC認証マークは、森林環境に配慮して生産された商品にのみ与えられる認証です。
FSC認証マークのある製品は、事業者だけでなく、一般の消費者も購入できます。
認証ロゴマークがついている製品を選ぶことで、生態系保全の貢献につながるだけでなく、個人でも企業の取り組みを直接支援できます。
 

森林保全活動に参画する

SDGsが世間から注目される中、企業の社会的責任を果たすため、森林管理や植樹などの整備を行う「森林(もり)づくり」の活動に関わる企業が増えています。
企業による森林づくり活動の実施箇所数は増加しており、2005年度には576か所でしたが、2021年度は1768か所でした。
顧客、地域住民、NPOなどと連携した活動や、企業の所有森林を活用した地域貢献などさまざまな取り組みが行われています。
このような森林保全活動に貢献することで、地域の発展に関わることができ、地元住民や顧客からの企業に対するイメージアップが期待できるでしょう。
 
 

まとめ

この記事では、SDGs目標15の概要、ターゲット、陸の自然と共存するために私たちができることを解説しました。
国土の7割を森林が占める日本においては、森や河川などの自然は身近に感じやすく、問題としても意識しやすいのではないでしょうか。
将来の世代まで豊かな自然を残すために、まずは問題に目を向けて、できることから取り組んでいきましょう。

 
 

再利用可能な展示ブース【Re:ブース】

日本では年間約700件の展示会が開催され、77,000社の企業がブースを設営していますが、73.9%の企業は展示会が終わると解体され破棄される木工のブースで設営されています。(弊社調べ)
現在、SDGsを推進している大企業も含む多くの企業・団体が展示会終了後に破棄する使い捨てのブースを制作しているのです。

当社では再利用可能な展示ブース【Re:ブース】にて、年間75~100件以上の展示会をサポートさせて頂いており、多くのお客様にお喜び頂いております。
SDGsの12の目標である「つくる責任つかう責任」に対して、全国規模で目標達成に取り組んで参ります。

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導入のご相談など、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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